笠間焼についての想い

始めたキッカケ

母の実家が笠間で、子供の頃祖父母の家近くに作家さんの工芸があり、身近に感じていました。子供の頃から焼き物が好きで、就職先は焼き物のメーカーでした。自分でも作りたい気持ちがずっとあり、自宅から通える場所に教えてくれる方がいると分かり、すぐに門をたたきました。まだ会社勤めをしていたので、休日や仕事が終わってから夜中まで作陶する日々を送りました。「自分が死ぬ時に後悔しないように!」と考えて脱サラし、今年独立しました。

作品に込める想い

笠間焼の魅力は、型にとらわれずに自由に表現できることだと思います。私は、作品を見た時に「ほっこり」するモノ、使いやすいモノを心がけて作っています。

作品作りで一番嬉しいこと

モノを作ること全部が楽しいですが、作品のアイディアが浮かんで、それをカタチにすることが一番楽しいです。焼き上がった時に、思い描いた様に窯から出てきた時はとても嬉しいです。また、お客様が作品を見て、ニッコリした表情をしてくれた時には、思いが伝わった気がして嬉しいです。

今後の目標

遅咲きの独立となりましたが、毎日工房でコツコツモノ作りを満喫しています。もちろん、これからの不安が無い訳ではありませんが、自分が選んだ道を、転んだり笑ったり泣いたりしながら進んで行きたいと思います。普段の生活のワンシーンに馴染む、温かみのある作品作りを目指したいと思います。

作家のプロフィール

名前

根本典子 (ねもとのりこ)

出身地

茨城県水戸市