作品についての想い

始めたキッカケ

実家が窯元だったので、幼少の時から自然と土を触って育ちました。昔からモノを作ることが生きがいなので、他の事を仕事にすることが想像つきません…。

作品に込める想い

陶器を素材にしていますが、幻想文学、東欧のコマ撮りアニメーション、音楽など様々なメディアからインスピレーションを得て作品のイマジネーションを膨らませています。技法としては、模様などを刻み込んで、そこに材料をはめ込む「象嵌」や銅版画を駆使した細密な絵付け、ラスター彩、金彩を用いた煌びやかな装飾が特徴です。また、作品は器だけでなく町や動物をモチーフにしたオブジェや照明も制作しています。

作品作りで一番嬉しいこと

試行錯誤を繰り返して、新しいアイディアをカタチに出来たときが一番嬉しいです。

作品作りで大切にしていること

大切にしていることは、既存の価値観にとらわれずに制作することです。新鮮でありながら洗練されたスタイルを志しています。

今後のこと

今後の目標

今後の目標は、伝統的な技法も学びつつ、表現としては既存の陶芸の枠にとらわれない自由な作風をさらに進化させていくことです。

笠間焼についての今後の想い

笠間には成形から絵付け、焼きまで個人でこなす作家性の強い陶芸家がたくさんいます。今まで陶芸というと、古めかしいイメージが強かったですが、これからは特に興味が無かった人や、インテリアに興味がある若い人達にもどんどん来てもらえたら嬉しいです。自分のお気に入りの器を集め、日々の生活の中に取り入れる楽しさは、日常をより豊かなものにすることでしょう。

作家のプロフィール

名前

須藤忠隆

工房名

東風舎

出身地

笠間市

陶歴、受賞歴

2004年 NHKデジタルスタジアムにて
「FACTORY’S DREAM」オンエアー
銀座・ASK? 映像際にて久里洋二賞受賞
2005年 阿佐ヶ谷美術専門学校卒業
2009年 代官山・アートラッシュにて「猫展」に参加
2010年 阿佐ヶ谷・元我堂にて「ねころび展」に参加
水戸芸術館・アンサンブルズ・フェスに参加
2012年 オリエント・エコー 手作り時計コンテストにて大賞受賞
2014年 水戸・minervaにて個展「Magic Garden」
2015 新宿髙島屋にてうだまさし氏との二人展「陶と木工展」
2017年 新宿髙島屋にてkeicondo氏との二人展「笠間の風」
目黒chum apartmentにて個展「遠国」